素晴らしいフォーク・デュオ「風」

Kaze

当時の「風」のコンサートは主に3部のステージで構成され、1部はバンドスタイル、2部は「正やん」と「久保やん」の二人によるアコースティック・デュオでの演奏、3部はまたバンドスタイルに戻るという構成が多かったと記憶していますが、どのステージングも素晴らしく、時間経過とともに感動が加速していきます。

なかでも2部のアコースティック・デュオの演奏は、レコードでは聴くことができないアドリブやパフォーマンスが観れるので、毎回コンサートへ行くのを楽しみにしていました。

フォークギター2本の演奏からでしょうか、選曲は「22才の別れ」、「あいつ」、「北国列車」などのシンコペーション(付点音符)の曲が多かったと思います。
それら楽曲の演奏の際に「正やん」と「久保やん」の二人の演奏に僅かなリズムの揺れがあり、ハーモニーと相まって二人による演奏とは思えない音の厚みを感じたんです。

付点音符の演奏で3連も多いせいか割とイーブンな「久保やん」に対して、もっと大きいノリといいますか、よりレイドバックする「正やん」のギター。
二人の演奏が重なることで独特なグルーブ感が生じて不思議と心地良いんです。


ジャンルこそ違いますが、ビートルズを聴いているようなイメージが浮かびます。
ポール、ジョン、ジョージの奏でるハーモニーにリンゴの独創的なドラムが加わった感じです。

最強です。

このような素晴らしいフォーク・デュオはもう観れないんでしょうか…